最近猛暑が続き標高の高い山に行きたい季節になって来ました。
今日は、標高の高い山は次回紹介するとして、少し前に行った福井の歴史有る山を紹介します。
福井の今庄町南東に位置する杣山は標高492mの山です。
登山口は3ヶ所。 一の城戸口跡、二の城戸口跡と花はす温泉「そまやま」の裏手から、それぞれ山に入る事ができます。
標高こそそれ程高くないものの、山道は思ったより険しく、細い一本道が続きます。 途中、休憩所を左に見て5分程登ると、それまで生い茂る木々にさえぎられがちだった視界に南条の町並みが眼下に広がってきます。
そこからしばらく行くと左手にぽっかりと開いた空洞がひとつ。
これは、かつて新田義貞が敵軍に攻め込まれた際、内室の匂当内侍が身を隠したといわれる通称「姫穴」です。
また、山頂の本丸近く今庄町方面に向かって突き出している大きな一枚岩には、瓜生保の戦死の知らせを聞いた夫人や女房たちが飛び降りたという悲しい伝説が残っています。
その時、彼女らが岩に袿(うちかけ)を掛けたことから袿掛岩と呼ばれています。
戦闘訓練が行われた西御殿跡には見張り小屋の礎石や飲料水として使った殿池が残っています。 この殿池は1年を通して水量が一定している不思議な池です。
頂上からは、町内はもちろん武生市や福井市までが一望でき、往時の武将の隆盛に思いを馳せることができます。
姫穴
殿池
少ですが、山の歴史を調べて登ると、いろんな事を思い楽しく登山出来ました。
2013年7月12日│ Category:未分類