フクオカ精密株式会社 -チタン合金加工・ステンレス加工・微細、精密部品加工-

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チタンは、地殻中に存在する金属元素として、Al,Fe,Mgに次いで4番目に多い。地殻中では酸化チタン(TiO2)の形で存在するが、酸化チタンを50~90%含有する鉱石は、Niの30倍、Cuの60倍であるといわれており、原料は豊富に存在する。 現在使用されているチタン鉱石は酸化チタンを約90%含有するルチル鉱石と、鉄酸化物とチタン酸化物がそれぞれ50%であるイルメナイト鉱石である。わが国では産出しないので、主としてオーストラリアなど外国から輸入している。わが国に無尽蔵にある砂鉄中には5~15%の酸化チタンが含まれており、将来技術の進歩によっては、これを使用する事も可能とされている。

 

チタン特長としては、

  • 高融点である。
  • 比重が鉄とアルミニウムの中間であり、鉄の約60%である。
  • 熱伝導率が小さい、純チタンでSUS304と同等である。
  • 線膨張係数が小さい、SUS304の約1/2である。
  • チタンチタン合金も非磁性である。
  • 比重が低く強度が鉄鋼並みであるため、比強度(引張強さ/比重)が大きく、特にチタン合金は約500℃まで実用合金中最大の値を示す。
  • 耐磨耗性に劣り、焼付きを起こしやすい、これはとくに純チタンにおいて著しい。

 

チタンの機械加工は一般的に難しいと考えられていますが、チタンの特徴を把握すれば、鉄、ステンレス鋼等の他金属と同様、容易に加工が可能です。

 

以上、チタンの豆知識でした。