カーボン(Carbon)は「元素記号:C」の元素で、炭素を意味します。
カーボン = 炭素
炭素の元素だけから成る一定の結晶構造を持つ物質には、「グラファイト(黒鉛)」や「ダイヤモンド」があります。どちらも元素記号 C であらわせる物質ですが、構成する原子配列や結晶様式が異なるため、炭素の同素体※と呼びます。
また、炭素化合物(一部を除いた有機化合物)を蒸し焼きにすれば、炭素が得られることから、「炭素繊維(カーボンファイバー)」・「木炭・活性炭」・「コークス」など、きちんとした結晶構造を持たない無定形炭素があり、出発原料の違いにより性質や名称が異なります。
これら、炭素および炭素を主成分とする製品を総称して、一般的に「カーボン」と呼ばれています。また、一部のコミュニティでは、炭素繊維(カーボンファイバー)を利用したカーボンコンポジット製品を「カーボン」と略して呼ぶ傾向もあるようです。
その他では、炭素および炭素化合物を空気中で燃やすと、酸素と結びつき二酸化炭素(co2)が発生しますから、この二酸化炭素(Carbon Dioxide:カーボン・ダイオキサイド)の略語から、「カーボン・オフセット」や「カーボン・ニュートラル」など、“カーボン”と名の付く言葉も生まれています。
※ 炭素の同素体には、サッカーボール状の構造を持った「フラーレン(C60)」、グラファイトを円筒状に丸めたような構造の「カーボンナノチューブ」、ダイヤモンドよりも硬い「ロンズデーライト」などもあります
当社ではカーボンの切削加工もしております。
2013年4月9日│ Category:未分類