『船を編む』 三浦しをん(著)
内容紹介
玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メ ンバーとして辞書編集部に迎 えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉とい う絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説。
2012年本屋大賞 大賞受賞作なのでかなりの期待
人生の大半を辞書作りに費やしている人たちのお話です
辞書って、中学生あたりで親に買ってもらう(学校の強制!?)ぐらいで、学生の時にはそれなりに使った
けど、自分にとっては大人になってからはあまり身近な存在とはいえない物(一応家のどこかにあるはず・・・。)なのです
だから、どこの出版社のが使いやすいとか言われても正直興味がなかったけど、本を読んでからは興味(ほんのちょっと)が出てきたかな
辞書はページ数が膨大な上に、あまり本自体が重いとよくないので、なるべく薄くて軽い紙をつかうのですが、
薄いだけだと裏の文字が透けて見えたり、ページをめくる時にくっついてしまうので、辞書に適した特注の紙
を作らなくてはいけない話なんかは、同じものづくりに携わる人間として面白く読めました
2013年1月11日│ Category:未分類