弊社でも、とても難しい加工の一つでの出来事です。
特殊な工具が必要で何工程もかけて何回ものセット替えをしながら手間をかけて作っている製品が、違った形の特殊工具は必要ですが1台の機械でワンクランプで完成する市販工具をある社員が提案してくれました。
購入工具のままでは、必要長さの半分しか加工出来ないので工具を改良し担当者は初めての動作に機械プログラムや加工速度や切込み量等々の苦労のかいもあり必要な長さが加工できるようになり、切削面も奇麗になり達成感で喜んでいる所です。
「改善の効果は:加工時間の短縮が出来る。半自動化が出来る。現状は特殊工具を製作するのに手間と時間がかかり再研磨の出来ない工具で刃先が損傷すると一から製作しなければならない使い捨ての工具です。しかし、新しい方法の特殊工具は市販品を修正して使い再研磨が可能なので以前の工具よりも工具費が抑えられるのが最大のメリットです。
人件費の削減+消耗品の削減+加工時間の削減。改善の効果は絶大です。」
改善提案してくれたY氏と担当のF氏を讃えたいと思います。感謝です。
今回の方法は、若い人には目新しい加工方法に映るようですが数十年前には主流だった切削方法の一つです。今では加工機も処分され見る事は出来ませんが、このような形で加工を目にする機会があり昔を思い出しました。
昔の加工技術を現在の加工機で使うとこのような加工が出来るのだと切削加工の奥深さを体感した良い経験でした。
会長の教えに、物事を考える時に1人だけで進めるのではなく2人3人多く人の考えがが集まって良い結果が生まれるとよく言っておられたのを思い出します。
改善を怠らず、色々な形でお客様に貢献できるよう日々努力です。
具体的に書ければよかったのですが企業秘密的な所もありますので悪しからずご了承ください。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
今後もフクオカ ラシ・フクオカ精密をお引き立てのほどよろしくお願い致します。
2022年10月28日│ Category:未分類