福井県南越前町の特産「今庄つるし柿」の生産がピークを迎え、農家の作業場で天日を浴びる褐色の実が、秋の深まりを告げています。11月28日に初出荷され、12月初めから店頭に並びます。
今庄つるし柿は「長良(ながら)」と呼ばれる細長い渋柿を使い、ケヤキやナラでいぶすのが特徴です。400年を超える歴史があり、江戸時代には今庄宿を通る旅人の食料として重宝されたといいます。
70年以上つるし柿を作っている、特産振興会の澤崎信雄会長(84)は「台風の被害も少なく、良い柿ができた。ユズの皮を巻いて食べるのもおいしいですよ」と話していたそうです。今年は裏年で収穫が少ない分、大きめの実が多いとのことです。
JA越前たけふによると、出荷量は5万個~6万個と昨年の半数ほどになりそうです。
2018年11月29日│ Category:未分類