『忠臣蔵』 森村 誠一 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
許せ。それは内匠頭が告げた訣別の呟きであった。
殿中松の廊下、内匠頭は愛しい者や愛する古里すべてを備前長船一尺七寸の業物にかけて捨て去った。
「上野介、待て!」―構想十余年、著者の忠臣蔵は絢爛たる人間蔵ドラマとして描かれた。
日本人なら誰でも聞いたことがある“忠臣蔵”。
歴史大好きな自分ですが、忠臣蔵ははっきり言って殆ど内容を知りませんでした・・・
(お殿様を切腹させられた原因である吉良上野介を、家臣の大石内蔵助が雪の中、仇討をするということぐらい。)
この本の最初に赤穂四十七士の登場人物紹介があるのですが、初心者である自分はまずそこで読むのをくじけそうになりました(笑)
忠臣蔵を読んで驚いたことが二つあって、お殿様の切腹から討ち入りまで二年近くもかかっていたこと。
それだけ仇討することを気づかれないように、準備期間をかけていたのですね。
しかもその間、首謀者の大石内蔵助に至っては女遊びにほうけていたらしいです。
二つ目は、悪の象徴とされている敵役の吉良上野介は、殺されねばならないほど悪い人ではなかったこと。
むしろ自分の収めてる領民からは敬われていたほどの人物であったらしいです。
自分の中で「大石内蔵助=善人」、「吉良上野介=悪人」のイメージが完全に崩れ去りました・・・
人をイメージだけで判断したらイケないってことですね(笑)
2015年9月26日│ Category:未分類