『鹿の王』(下)
上橋 菜穂子 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。
何者かに攫われたユナを追うヴァンは、謎の病の背後にいた思いがけない存在と向き合うことになる。
同じ頃、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。
ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが、愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は―!?
前回に上巻に引き続き、“2015年度本屋大賞”受賞作です。
なるほど~、そういう終わり方するのかぁ。
続編が出来そうな終わり方でした(笑)
(上巻)の感想でも書かせてもらいましたが、半分は医学書みたいなもんです。
ウイルスやワクチン等の仕組みが分かりやすく読めました。
で、肝心のストーリーは、ファンタジーの部分では“ヴァン”、医学の部分では“ホッサル”という人物が主人公となって、二人が交差しつつ物語が進んでいきますが、どちらの人物も魅力的なので二つの小説にわけても面白そうです。
ただ、本屋大賞では無いかな?っていうのが本音でした・・・。
2015年7月31日│ Category:未分類