ハイス鋼にも、成分によっていくつかタイプが存在しますが、そうした区分とは別に、
ハイスの製法という面で見ると、溶解ハイスと粉末ハイスという二つに分けることができます。
一般的に言うハイス鋼は、ほとんどが溶解ハイスとなります。これは通常の鉄鋼材料をはじめ、
合金鋼や工具鋼を製造する要領と同じで、通常の鋼のように原料 を電気炉などで溶解したものを
形にしていき、圧延したものになります。金属組織を構成する結晶の粒径は比較的粗いものに
なりますが、鍛造や熱処理によりこ れもある程度変わっていきます。
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