内容(「BOOK」データベースより)
「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」―最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。
明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。
慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ、新選組三部作完結篇。
新撰組といえば、土方 歳三、沖田 総司などが人気ですが、十番隊あるうちの三番隊長をつとめた斉藤 一(はじめ)が大正まで生き残ってからの
昔話(新撰組時代~明治初期)を語るという小説です。
歴史好きとしては、新撰組の話は大体知っているのですが、生き残った隊員たちの明治になってからの話が興味津々で読めました
尊敬する人物に土方さんを挙げる人が多いですが、私個人としては時代が時代とはいえ、人を何人(何十人?)も殺している人なので尊敬はできません(新撰組自体はドラマがありすぎて好きですが。)
(ちなみに坂本 龍馬は剣の免許皆伝の腕を持ち、常に拳銃を持ち歩いていましたが、一人も殺生していないはず。)
斉藤 一も新撰組の中で相当の腕の持ち主であったらしく、もれなく共感できないのですが、一つだけ共感できることがあります。
それは仕事をする時は、結果は同じでもいかに綺麗に始末するか。ということです。
自分もなるべく見た目がきれいで、使う人が使いやすいような仕事を心がけたいものですね。
2013年12月6日│ Category:未分類