『海賊とよばれた男』 百田尚樹(著)
内容紹介
「ならん、ひとりの馘首もならん!」–異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。
そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。
20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは
–出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の0』の作者・百田尚樹氏畢生の大作その前編。
つい先日“2013年本屋大賞”に選ばれただけあって、本当におもしろいです。
本屋大賞にハズレはないですね~
出光興産の創業者である出光佐三(作中では国岡鐵造)をモデルとした実話に基づいた小説なのですが、
馘首(クビ)なし、タイムカードなし、定年なしという『人間尊重』の個人商店で,会社を大きくしてきただけでも
凄い事なのですが、これホントに実話!? って思うほどたくさんの事件が起き、すべて乗り越えていきます。
どんな妨害(時には日本政府や、イギリス海軍なども敵に回す)に遭いながらも、自分の“正義”を貫き通すのがカッコよくて、
こんな人が最近に存在してたのかと思うと嬉しいです
どんな歴史上の偉人よりも尊敬できる人物ですね
偶然、自分の入れるガソリンスタンドは出光なのですが、
正直、他社では入れたくなくなる・・・。そんな一冊です
すべてのサラリーマン、いやすべての日本人に読んで欲しいですね
2013年4月26日│ Category:未分類