『絞首刑』 青木 理(著)
内容(「BOOK」データベースより)
国家の名のもとに、命を奪う「死刑」。著者は、数々の証言から執行現場を再現しつつ、実際に起きた五つの事件を通して処刑 に至る道程を検証する。
なかでも、一九九四年発生の連続リンチ殺人事件で死刑判決を受けた元少年たちへの取材は精緻を極める。死刑制度の根幹 に迫った、渾身のルポルタージュ。
この本では実際の死刑囚や被害者の遺族の方と、作者が面会や手紙のやりとりなどが描かれているのだけど、
実話だけに読んでいてかなりブルーに・・・
特に仕事とはいえ、自分の手で人の命を奪う事になるかもしれない刑務官の心情がなんとも言えません
自分がいかに死刑について無知だったのかが分かりました。
これを読むと、死刑賛成などとは簡単には言えないですね。
先進国の中では死刑制度のある国は数少なく、死刑に反対する国や人も多いみたいだが、
賛成・反対関係なしに、一度は読んでほしい一冊です
2013年2月8日│ Category:未分類