先週の続きで銀の物理的性質です。
7.常温時効と合金
常温時効とは、加工硬化によって強度を高めた銀を常温で放置すると、
再結晶し、強度が低下(軟化)する性質をいいます。
しかし、銀は多くの金属と優秀な合金を作ることができ、合金にすることで
常温時効という欠点を補うことができます。
銀の化学的性質も紹介します。
1.硫化作用
銀は、大気の水分中のオゾンや空気中の亜硫酸ガスや硫化水素と反応して、
表面に硫化銀を作り(硫化)、黒く変色し、光沢を失っていきます。
2.溶解性
銀は、硝酸、熱濃硫酸、シアン化合物に溶解します。
また来週!
2013年10月16日│
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